くいしん坊 飲食コンサルタントの日々

中小企業診断士・調理師。元料理人であり、ファーストフードから居酒屋、フレンチ、学校給食まであらゆる飲食業を経験している飲食コンサルタント、羽石欣司の日々をつづります。少しでもお役に立てる情報が提供できれば幸いです。

大手が組むと、、

吉野家・ガスト・はなまるうどんで使える共通定期券。吉野家系列とすかいらーく系列が手を組むって、、すごいことです。

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話は単純なのですが、吉野家では80円引き、ガストでは100円引き、はなまるうどんではてんぷら1品無料。

 

マーケティング的な観点から購入してみました。定期自体は300円で、40日間くらい使用できる。

 

んで、普段はめったに行かない「はなまるうどん」へ。

 

スマホ忘れてうどんの写真は取ってませんがレシートです。

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はなまるうどんのレシートに吉野家一品無料ってかいてある違和感w

 

この戦略のすごいところを考えてみました。

※あくまで私の考えです

①上記レシートからも分かるように、540円が400円になる。定期の値段が300円なので、単純に売値だけでいえば3回で元が取れる計算。各店に1回ずつ行けばいいのか。

 

②よくいるお小遣い制で昼飯にあまりお金を使えないサラリーマンがうれしい。メインターゲットでしょうか。

 

はなまるうどんでいえば、うどん1杯につき、てんぷら1品無料とのこと。たとえば、サラリーマンが奥さんと子供つれて3人で行って3杯頼めばそれぞれてんぷらが無料でつく。この3店に行った事ない奥さんや子供、そんな家族層とか取り込みも狙ってる。

実際にはなまるうどんのホームページでは、そんな絵がでてます。

最初の来店ハードルをはずすのってかなり労力いりますからね。

 

④3店にすることで、いろいろ行く動機ができる。さらに定期を持っているということで、多少単価の高いメニューも注文する動機になる。

 

他にもいろいろ考えられると思います。

 

 

ただ逆に、定期の期限が切れたときに正規の値段で食べようとするかどうか。データ的にそこを知りたい。

 

コーヒー定額制なんかもあるから、お客さん固定化するための戦略として面白い取り組みです。

 

自分も定期期間中は通っちゃうかも笑

 

勉強になります。

 

羽石